老いを目の当たりにして大きなショックを受けてしまった話し

2022/10/09

散文 老化


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確かに還暦を過ぎて1年も経つのだから、

あちこちガタがきても当たり前のことで、

体調不良は日々更新するように、

ひとつ治ると次はこっちと悪いところが出てくる。




左腕の骨折のリハビリ通院も終わって2ヶ月。

先生は後遺症はないと太鼓判を押していたけれど、

年齢のせい?なのか、

寒くなってきたら少し痛みを感じることもある。




後遺症というほどのことではないのかもしれない。

けれど、寒いから痛みを感じるのって、それは後遺症というのではないのか?



そんなことも思ったりする。



娘には最初から、手術したほうがいいと言われていて、

次の通院のときに先生に話してみると決めていたけれど、

結局先生から先に「うまく付いているから大丈夫」の言葉を聞かされ、

先生を信じてリハビリすると決めた。


 



ま、年齢的にあと何年生きられるのかと考えたときに、

長くても25年くらいの予想で。

その年月はこの年齢になると大して長くも感じない。

もしかしたら、25年もないかもしれない。




そう思ったら、寒さで感じる少しの痛みなんてものは、

どうってことないのかもしれない。

と、思ったりする。




若かったならば、これから先の何十年も後遺症があるのは嫌だし、

手術して完治させたほうがいいに決まっているけれど。




年齢と共に悪くなるのは視力で、

老眼も進むことを知り、初めて作った老眼鏡から今の老眼鏡で2つ目。




外出の際は、文字を読む時に一々老眼鏡を取り出すのも面倒で、

遠近両用のメガネをかけている。




 



しかし、体や顔をメガネをかけた状態でマジマジ見ることなんてなかったので、

先日物凄く大きなショックを受けた。




何気に腕に目がいき肌を観察してしまったら、

慌てた!!



日差しに弱いので、夏でも長袖を着ている。

その日は自宅で本を読んでいたので、メガネをかけていた。

洗い物をおえたままで腕まくりをしていたその腕に目が釘付けになってしまった。




皮膚がゆるんでいて、シュワシュワな感じになっていた。




え!!??

何これ??




マジマジと何度もよーく腕の肌を観察。




急に寒くなったことで、肌がいっきに乾燥してしまったようだ。




その晩はお風呂からでて、まんべんなくクリームを塗った。




しかし、これも老化のせいなのか、

一日では治まらず、翌日もまたその翌日も塗った。




4日目にして、やっと乾燥肌が治ってきて、

シュワシュワ感は消えた。




これ、もっと若かったら、少しの乾燥肌もその晩の風呂上がりのクリームで

きっときれいになるんだろうな~

そう思ったら、老化している自分を思い知らされて、なんだか悲しくなってしまった。




子どもの頃におばあちゃんの肌がシュワシュワだったことを思い出し、

それでも、おばあちゃんがかわいらしくて、

そんなシュワシュワも何も思ったことはなかったけれど。




おばあちゃんは老いた自分の肌を見て、

悲しくなったりしたことはあったのだろうかと、

ふと思ってしまった。




だれも、最初からシュワシュワなわけではないし、

いっきにシュワシュワになるわけでもないけれど、

若かった頃の自分の肌を知っているのだから、

少しは悲しくなったのかなぁ。




だれもみな年を重ねて、

そしていつか帰らぬ人となる。




あと25年の予想だけど、

それまでに今よりも年齢を重ねていけば、

もっと自分の老化を感じることはたくさんあるのかもしれない。




今はまだ、お風呂上りのクリームでお手入れして少しはよくなっているけれど、

これから先はクリームを塗っても大した変化もなくなるのかもしれない。




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投稿者:sora

平日は派遣でフルタイム働き、還暦を迎えても若い頃と変わらずに、興味のあること知りたいことには貪欲に「楽しく生きる」を追求しています。






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