しくじりバスの旅

2022/05/29

バス 散文

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休日の楽しい散策のはずだったのに、

しっかりと下調べをしてメモして準備万全なはずだった。




コロナ禍で平日は家と職場の往復のみで、

休日となると土日はほとんどひきこもり。




買い物に行くこともない場合は玄関とリビングの間にある中ドアは、

2日間一度も開閉しない。

こんな状態を3年近く繰り返している。




昨夜の天気予報で、5月になって初めての夏日になると言っていた。

なんとなく、出掛けてみようかという気分になり、

せっかくだから都バスの1日乗車券を買ってバスを乗り継ぎ行ったことのない

都立公園に行こうと決めた。






離婚したばかりの頃、

元夫とバスを乗り継いで出掛けたことがある。




いつもなら車でドライブなんてところだが、

その頃は車も所有しておらず、

初めてバスを乗り継いでの外出になった。




どこに行くのか、目的地までの乗り継ぎ方も、

往復分をきちんと調べて出掛けた。




同じように男女のカップル、恐らくあちらは夫婦であろう人たち。

こちらは元夫婦。




自分で運転することがなければ、アルコールも飲めるので

思う存分楽しめる。




バスからの眺めも、車で出かけていたときとはまた一味違う風景にも見えた。




よくドライブで出かけた場所にも行ったりして、

景色もその頃とは少し違って、また新たな発見もあった。




今日はひとりでのバス旅。

目的地にはたどり着けず。




下調べはしっかりしたはずだったのに、どこを間違えたのか。




それでも他の乗り継ぎ方で行かれないかとスマホで調べるが、

どこで乗り継ぎをするのかも、焦っているせいなのか、

見つけることができず。




流石に5月初めての夏日とあって暑い。

乗るはずもないバス停でスマホとにらめっこしているだけでも、

汗が噴き出てくる。




次こそは間違えのないように、しっかりと調べてこなければ。




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投稿者:sora

平日は派遣でフルタイム働き、還暦を迎えても若い頃と変わらずに、興味のあること知りたいことには貪欲に「楽しく生きる」を追求しています。






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